声が大きくて『うるさい人』と声が『響きのある人』
こんにちは、ボイストレーナーの新谷健です。

声が大きくて『うるさい人』と声が『響きのある人』
こんな2人がいた場合、違いはなんだかご存じでしょうか?
『声量』だけでは、2人とも同じだったとしても、このように『うるさい』
と聴こえるか?『響きのある声だな~」の違いは出てきます。
今日は、そんな声の聴こえ方についてのご紹介です。
うるさく聴こえたりそうでないのはなぜ?でしょうか?
『うるさい』というのは、『不快感・・耳障り』マイナスイメージが
大きい場合に感じますね。
どんな声でも、声量が大きすぎればうるさく聞こえるでしょうが、
実は声量だけの問題ではないのです。
◆響き方の問題がある。
ボイトレで言えば、喉が閉まって力で押し出すような大声は、
ほとんどの人はうるさく聴こえるでしょう。これはなぜか?
このような発声方法で大きな声を出すと、ほとんどが『叫び声・怒声』
のような平坦になってしまいます。はっきりいうと「キレイな響きでない」
ということですね。
怒鳴り大声は、本人の喉にもかなり負担をかけます。
そのままにせず、改善しましょうね。傷めますから・・・。
その反対に『喉が開きリラックスできている響きが多い声』である場合、
声量が大きくても不快感なく、逆に良い声だな~、と感じるでしょう。
◆心の問題がある。
メンタル状態によって聴こえ方は変わるでしょう。たとえば、
どんなに良い響きでもうるさく、つまり不快に聞こえてしまう場合として、
・何か心に余裕がなくなっている。
・ストレスが働きピリピリしている。
・その相手のことが嫌い。
・他にもあるでしょうが、こんなことがあげられます。
どんなに良い響きだったとしても、自分に余裕がなく、ピリピリしている
メンタル状態であれば周りの音すべてが騒音に聴こえるでしょうし、また、
声を出している相手のことを良く思っていなければ、フィルターがかかり、
その相手の声そのもの全てが悪く聴こえてしまうかもしれません。
このように、心の状態によって、聴こえ方や感じ方は変わってしまうでしょう。
◆喉に負担をかけない良い声・響きのある声にはどうすればいいの?
うるさい声を出してしまっている場合、自分の喉にかなり負担を
かけている場合が多いのです。居酒屋さんで大声で話していると翌朝、
声が枯れて出ない、なんてことも発声法が原因になってしまっている
こともあるのです。(当然アルコールを飲んだ状態で大声を出すことは
声帯に良くない行為です)
周りにうるさいと思われてしまうだけでなく、自分の声帯にダメージを
与え続けるのはとても危険です。こういった方にはぜひ発声トレーニングを
お勧めいたします。
また、リラックスしたよい発声ができるようになると、それだけで
コミュニケーション力は上がります。それはなぜかというと、
声の伝わるイメージというものは、相手に与えるイメージが
かなり強いのです。対人スキルを色々使う事も重要ですが、
しっかりとした説得力のある声を出せるということは、ものすごい
有効なコミュニケーションスキルを使えることと同等です。
ぜひ、リラックスした良い声ができるようトレーニングしてみてください。
今日は声が大きくて『うるさい人』と声が『響きのある人』でした。
同じ声量だったとしても、発声法や相手のメンタル状態によって
聴こえ方は変わってきます。
今日からは、『うるさい声だな~』とか『良く響いて良い声だな~』とか
歌い方は横に置いて、声や歌の響きについて考えながら聴いて
みましょう。どちらの響きだったか少し耳を傾けてみてください。
そんな経験が自分の声を良くするヒントになったりするときもあります。
僕のことポチ!応援よろしくお願いします。



人気ブログランキング参加
今日も最後までご覧いただきありがとうございます
- 関連記事
-
- セルフイメージ (2020/01/06)
- 軽度認知障害(MCI)と認知症はちがうもの!? (2020/01/05)
- 「ゆく人来る人」すべては、その人が決めるんだよね!! (2020/01/04)
- 2020年あなたもスピリット(直感)大切に!!「ありがとう」から活動をひろげる (2020/01/03)
- 「自分の気持ち」をさらけ出すことは恥ずかしいだろうか? (2020/01/02)
- 年頭の挨拶、「本年も変わらず、よろしくお願いいたします。」 (2020/01/01)
- 行く年に、やり残したことは、ありませんか? (2019/12/31)
- 2019行く年よ去らば、2020来る年を来らば^^^ (2019/12/30)