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あくびの喉が必要な訳?「どうしてか」を考えろ~!!

今日も、ご覧いただきありがとうございます。


こんにちは、ボイストレーナーの新谷健です。



基本的に、指導の定番に「喉を開け」とか「力を入れるな」


とか「腹から声を出せ」や「脱力しろ」とかは、実際に起きている状況に


基づいてなかったり、「感覚」と「実際の現象」にずれがあったり、


詳しい人でも見解が無かったり…と、非常に雑に使われがちな言葉です。




かなり丁寧に具体的に詰めていかないと確実に矛盾します。



とりあえは、「喉を開く」とは、


「喉仏を下げる」


「軟口蓋を上げる」という


状態をさすことが多いのです。





だから、とりあえず「喉仏」が下がっているのは確実なようですが、


「喉を開く」ことにはある程度あいまいにできてると思います。




「喉を開く」のは良い発声にとって大切ですが、「開けば開くほど良い」


ってもんでもありません。



「声楽のごく一部の系統の発声法」だと限界近くまで喉仏を下げる場合


もあります。



しかし、それ以外の場合なら「普段より少し下げる」「声を出しているといつ


の間にか喉仏が上がってくので、そうならないように普段の高さに保つ」…


くらいがちょうどいいのです。




ま~、声楽をやらない人でも、ちょっと練習して「喉仏の下げ方」を知ったり、


「引き下げ筋」を鍛えたりすると、いざ喉仏が上がりがちになってしまった


対処できるまで、「限界まで下げてみる」も練習効果がないことはないです。




「喉に力を入れるな」と言うのはありがちな指導用語ですが、本当に100%


喉に力が入らなければ、声が出ませんし、声をコントロールすることもで


きません。当たり前ですけど。



「喉に『余計な力』を入れるな」…というのがより正確な言葉遣いかと思いますが、


どんな力がどの程度なら『余計な力』なのか、というのは少々答えるのが難しい


問いです。




6c1dd52e.jpg




とりあえず、「喉仏を下げる力」に関して言えば、


喉仏の下(首の前面下部)の筋肉が縮む


下あごの内側の柔らかい部分が、喉仏に引っ張られて「膨らむ」


というか「張る」のは、あまり『余分な力』であるとは言われません。


それですら余計だと言う人もいないことは無いですが。


もちろんやりすぎはダメですよ。




下あごを開け閉めする筋肉が力む、自由に開け閉めできなくなる


喉仏の両脇の筋肉(歯を食いしばると浮き出る筋肉)が力む。


舌の付け根を下げたり、喉仏の方に押し付けたり、力ませて固めている


という状態なら、『余分な力』だと思いますよ。



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自己紹介

健

Author:健
はじめまして、和歌山県在住のボイストレーナーの新谷健です。ボイストレーニングを20年近くやってきました。失敗あり、成功あり、喜びありの波乱万丈の日々でした。

家族を亡くし、エンディングを想いしらされた体験から、終活ライフ相談員を目指しました。

ボイトレや終活ライフや相談員までの私生活、是好日です。 

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