声色=音色とは何でしょう!?どんな色が良い!?
こんにちは、ボイストレーナーの新谷健です。

◆さて・・・音色とは何でしょうか?どんな色?かな
音色とは何か・・・と言われると、意外と答えづらいものです。
音色とは、色々な音の聞こえ方のことであって、
とりあえずは、「同じ音量」「同じ音高(例えば440ヘルツのラ)」を
トランペット、ピアノ、バイオリン…などで音を鳴らしてみても、
「全く違う音」として認識されます。
それを『音色』の違いと言っています。
音色の違いが、なぜ、生じるかというと、音に含まれる成分が違うからで、
例えば、「440HZのラ」を声で出した場合…440HZの振動だけが
起こっているわけではありません。
声帯自体の振動の様子や音の共鳴によって、「倍音」と呼ばれる
「880・1320・1760…」ヘルツの音を発声します。
他にも、息漏れ音や息が声帯とは別の部分に当たって鳴る音
「440HZのラ」とは異なる周波数を持ったような「雑音」も鳴ります。
つまり、感覚としては「一つの音」と感じても、実際は「色々な音の
混ざり合った音」を普段から聞いたり出したりしているわけです。
その「音の混ざり具合」が「音色」であると言えるのです。
◆倍音による声の印象の違い・・・?
先ほどの「倍音」ですが、これが音色の印象、声の印象を大きく左右します。
〇基本的に・・・
・倍音が少ないと、「丸く、輪郭のぼけたような、暗い、
こもったような音色」になるようです。
・倍音が多いと、「鋭く、輪郭のはっきりした、明るい、よく通る音色」
になると言われています。
例えば、金管楽器と木管楽器では、金管楽器の方が「明るく、
はっきりした音」に、木管楽器の方が「穏やかな、こもったような音」
に聞こえますね。
これは、金管楽器の方が構造上多くの倍音を含んだ音が出るからです。
また、音色は倍音が多いか少ないかだけでなく、「どんな倍音が
多いか」によっても変わってきます。
高い倍音が特に強ければ「硬くはっきりした音」「キンキンした音」に
なりますし、高い倍音に対して低めの倍音が強ければ「柔らかいけれど
強い音」「強いけれど抜けの悪い音」になったりします。
他にも、特定の倍音だけが他の倍音に比べて飛び抜けて強かったり
すると独特の雰囲気のある音になったり・・・とかします。
僕のことポチ!応援よろしくお願いします。



人気ブログランキング参加
今日も最後までご覧いただきありがとうございます
- 関連記事
-
- セルフイメージ (2020/01/06)
- 軽度認知障害(MCI)と認知症はちがうもの!? (2020/01/05)
- 「ゆく人来る人」すべては、その人が決めるんだよね!! (2020/01/04)
- 2020年あなたもスピリット(直感)大切に!!「ありがとう」から活動をひろげる (2020/01/03)
- 「自分の気持ち」をさらけ出すことは恥ずかしいだろうか? (2020/01/02)
- 年頭の挨拶、「本年も変わらず、よろしくお願いいたします。」 (2020/01/01)
- 行く年に、やり残したことは、ありませんか? (2019/12/31)
- 2019行く年よ去らば、2020来る年を来らば^^^ (2019/12/30)