『背筋を制するものは発声を制す』と知ろう!!
こんにちは、ボイストレーナーの新谷健です。

背中は、大きな筋肉の集まり!!だから・・・
◆なぜ全身を使った発声が必要なのでしょう?
人の声というのは、息が声帯を振動させ、それを喉、舌、唇、顎
という構音器官で整えることによって生じています。
基本的には声帯、呼吸のための筋肉、構音器官を使いこなせれば
いい声になるのです。
じゃ、なぜ『全身を使って発声する』これが重要と言われるのでしょう。
それは、
『上部のみの筋肉では弱く、喉だけではコントロールしにくいから』
だからです。
発声に関わる筋肉群は、それだけじゃ非常に弱いものが多く、周辺の筋肉
で支えてやらないと、力不足となり、動きが悪く、すぐに疲れてしまいます。
そして、発声のための筋肉は周辺の筋肉と非常に強く関連している
、そのため、周辺の筋肉を意識して動かさないと上手く働かなかったり、
周辺の筋肉を働かすことで効果的に動かすことができます。
全身を使った発声をすることで、このような効果があります。
1)声を出しても疲れにくい。
発声筋の負担を減らせるので、ある程度負担のかかる発声をしても
『疲労した声、弱体した声』になりにくいのです。
2)より力強い声。
発声筋を使うことで、より安定し、声量が増したり、声域が広がります。
また、声による感情表現もよりできるようになる。
この効果は、『歌唱力の向上』に大きな成果でしょう。
◆腹筋より背筋といわれる理由。
『全身を使った発声』になるためには、背筋を使ってやる。
背筋は非常にたくさんの筋肉と繋がっており、あらゆる動きの起点
になり、発声で特に大事な『声帯コントロール・ブレスコントロール』
に、背筋は非常に強く関わっています。
どうしてか『発声といえば腹筋』というような考え方が普及していますが、
背筋だって非常に重要なんです。
むしろ、「背筋を制するものは発声を制す」と言ってしまってもいいかな?
それは、背筋の方が、筋肉面積が大きく、広く、ぶ厚いのですから・・・。
◆具体的な練習方法として・・・。
簡単ボイトレ法をご紹介しますと、『片足立ちで発声』
というものがあります。
いつものような発声練習を『片足立ちでやるだけ』疲れてきたら脚を替える。
これだけですが、声に『張りや力強さ』を実感できると思いますよ。
また、いつもより高音が安定して出るかとも思います。
ふざけているように思いますが、案外と効きますよ。これは・・・。
私は、歌っていて『身体の支え』が足りないと思ったときには、
とりあえずこれをやりますけど。
ウソだと思うでしょうが、やってみてください。
片足立ちをすることで、腰まわりに負荷がかかることによって、
背筋、腹筋、下腹部に絶妙な力が入り、ブレスが安定します。
また、バランスを取らなければならないため、背筋を中心とした
筋肉が普段以上によく働きます。
筋肉の使い方による『効能』を実現できるようにがんばってください。
僕のことポチ!応援よろしくお願いします。



人気ブログランキング参加
今日も最後までご覧いただきありがとうございます
- 関連記事
-
- セルフイメージ (2020/01/06)
- 軽度認知障害(MCI)と認知症はちがうもの!? (2020/01/05)
- 「ゆく人来る人」すべては、その人が決めるんだよね!! (2020/01/04)
- 2020年あなたもスピリット(直感)大切に!!「ありがとう」から活動をひろげる (2020/01/03)
- 「自分の気持ち」をさらけ出すことは恥ずかしいだろうか? (2020/01/02)
- 年頭の挨拶、「本年も変わらず、よろしくお願いいたします。」 (2020/01/01)
- 行く年に、やり残したことは、ありませんか? (2019/12/31)
- 2019行く年よ去らば、2020来る年を来らば^^^ (2019/12/30)