【誤解】腹式呼吸が出来れば歌が上手くなると誤解をしてませんか!?
こんにちは、ボイストレーナーの新谷健です。

横隔膜を意識して下げるタイミングで下っ腹が、凸らむ。
これで、両肺が下に膨らみ大きな呼吸量を吸い入れる。
多くのサイトで腹式呼吸の方法を説明していますが、その腹式呼吸に
目を向けすぎてしまい、腹式呼吸が出来れば歌が上手くなるみたい
な誤解を招いています。
『でも、そう教えられた・・・よ』
私も腹式呼吸の方法が出来れば上手くなると思いましたから。
腹式呼吸は『腹から声を出す』みたいな表現が使われますが、
100%間違ってはいませんが、腹式呼吸が身につけば歌が
上手くなるとは、いきなりのリンクは無理があるのですね。
イコールと思っている人が多く勘違いしてしまっていますね。
腹式呼吸をする理由は、たくさん息を溜(た)めるためではありません。
ホントは息を吐かない、息を吐いても息切れしないためです。
吸った息を必要以上に吐き出さないようにするためです。
歌で使う息の量は多ければ良いというだけではありません。
仰向けに寝て腹式呼吸が出来ない!って言う人はいないはずです。
腹式呼吸、自体は寝ている時などに自然に普段から無意識のうちに
行っているからです。
やり方を見れば、たいていの人はそれだけで腹式呼吸が出来る
ようになります。
では、なぜか?立ってからの腹式呼吸が出来ないのか?
これは、腹式呼吸が、腹式呼吸の邪魔をしているんです。
この邪魔している腹式呼吸も取っ払えば自然と腹式呼吸が出来る
ようになります。
寝ている状態で出来ている腹式呼吸でも立ち上がっては出来るの
でしょうか?
寝ている状態は、腹式呼吸法の確認なのです。誰でもが寝ていると
100%できるはずですから。出来ないとすれば、問題ありですね。
では、かんじんな立ち上がってのことは、お腹だけが『プクプク』動いても
これだけでは、ダメなんですね。
お腹を動かしているわけではありません。ホントに動かすべきところは
中身にあります。
みぞおちから、背筋につながる横隔膜を使えているか?
が、大切なことなのです。
つまり、横隔膜を上手く操れているか?
横隔膜を操れて、ブレスが出来ているかどうか?なのですね。
きちんと、できるようになるまでは、何か月も何年かかるかも
しれませんが。呼吸法やブレスを意識的に変えるのは、そう簡単では
ないはずです。
ここが、むずかしい・なかなか出来ないところなんですね。
今回は、ここまでですが、横隔膜とブレス関連記事は、また
ご紹介いたします・・・。
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