女性には『裏声という存在自体』がないのか!?
ご視聴いただきありがとうございます。
ボイストレーナーの新谷です。
昨日は、強風吹き荒れる1日であった。
今朝は、ドンヨリと曇っているが、季節の変わり目の天候不順であろうか
ふと、思うことがある「裏声」についてであるが、女性特有であるようだ。
人間の声域を音色によって低・中・高に三区分したもの。
それぞれ胸声・中声・頭声という。
男声では、頭声の上にファルセット(裏声)がある。

このように女性には『裏声』という存在自体が認められていない。
便宜的に「裏声」という言葉は私も使うが、本当はそれ自体が無い。
では、もう少し掘り下げてみると、
○女性には裏声がないという事の証明として。
これを読んでいるあなた、少し高い声で裏声を出してみて下さい。
そして、その響きのまま低い音まで下がってみてください。
そのまま低い音まで裏声で下がれるはず。
しかし男性はこれができない。
男性はどんなに発声が良くても、低い音を裏声で歌う事はできない。
男性が裏声を出せる音域は中音域以上の音域で、それ以下になると
完全に地声に切り替わってしまう。
これは男性の裏声と、女性の「裏声」は全くの別物だという事が
わかる。
○もっと、分かりやすい例え。
オペラ歌手を想像したら分かりやすいでしょう。
女性は裏声で歌っているように聴こえて、男性は地声で歌っている
ように聴こえる。不思議だと思う?
でもそもそも女性には裏声が無いって考えると納得できそうだ。
また、これが正しく理解できていたら解決される問題はたくさんある。
○どうしたら高音域で力強い裏声を出す事ができる?という問題。
裏声が、先程も申し上げた理論から考えて、高音だけを裏声で
練習しても力強い裏声は出せるようにならない。
大切なのは、低音域から丁寧に裏声で作っていく事。
女性は喉仏を下げ、軟口蓋を上げれば、自然と響きが裏声に入るので、
その感覚で低音域から高音域まで響きを統一して出せるようにする
ことが大切である。
≪追記≫
男性には信じられないが、
「ずっと裏声の地声の中間」という場合。これは、かなり多い。
「話し声も全部ミックスボイス」なんてこともありえる。
この場合、裏声と地声をまず「分けるトレーニング」から始めると良い。
かなり難しいのですが、明確な訓練方法は存在する。
ちなみに、「ミックスボイスなんていいよ!そのままで!」と
思うかもしれないが、こういう場合、本人もかなりストレスを感じる。
裏声、地声を分けることができないのは、「狙った声が出せない」な
訳だから。声の自由が全く効かないということだ。
ちなみに、こういうタイプは、
「なんとなくピッチが低い」
「ビブラートが全くかからない」
「かかったと思ったら細かすぎて、その変なビブラートやめて」
となる。
「細かい音程の動きや、早いフレーズが苦手」
・・・なんていう特徴があるようだ。
いつも、ガンバルあなたを応援していますね。
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昨日は、強風吹き荒れる1日であった。
今朝は、ドンヨリと曇っているが、季節の変わり目の天候不順であろうか
ふと、思うことがある「裏声」についてであるが、女性特有であるようだ。
人間の声域を音色によって低・中・高に三区分したもの。
それぞれ胸声・中声・頭声という。
男声では、頭声の上にファルセット(裏声)がある。

このように女性には『裏声』という存在自体が認められていない。
便宜的に「裏声」という言葉は私も使うが、本当はそれ自体が無い。
では、もう少し掘り下げてみると、
○女性には裏声がないという事の証明として。
これを読んでいるあなた、少し高い声で裏声を出してみて下さい。
そして、その響きのまま低い音まで下がってみてください。
そのまま低い音まで裏声で下がれるはず。
しかし男性はこれができない。
男性はどんなに発声が良くても、低い音を裏声で歌う事はできない。
男性が裏声を出せる音域は中音域以上の音域で、それ以下になると
完全に地声に切り替わってしまう。
これは男性の裏声と、女性の「裏声」は全くの別物だという事が
わかる。
○もっと、分かりやすい例え。
オペラ歌手を想像したら分かりやすいでしょう。
女性は裏声で歌っているように聴こえて、男性は地声で歌っている
ように聴こえる。不思議だと思う?
でもそもそも女性には裏声が無いって考えると納得できそうだ。
また、これが正しく理解できていたら解決される問題はたくさんある。
○どうしたら高音域で力強い裏声を出す事ができる?という問題。
裏声が、先程も申し上げた理論から考えて、高音だけを裏声で
練習しても力強い裏声は出せるようにならない。
大切なのは、低音域から丁寧に裏声で作っていく事。
女性は喉仏を下げ、軟口蓋を上げれば、自然と響きが裏声に入るので、
その感覚で低音域から高音域まで響きを統一して出せるようにする
ことが大切である。
≪追記≫
男性には信じられないが、
「ずっと裏声の地声の中間」という場合。これは、かなり多い。
「話し声も全部ミックスボイス」なんてこともありえる。
この場合、裏声と地声をまず「分けるトレーニング」から始めると良い。
かなり難しいのですが、明確な訓練方法は存在する。
ちなみに、「ミックスボイスなんていいよ!そのままで!」と
思うかもしれないが、こういう場合、本人もかなりストレスを感じる。
裏声、地声を分けることができないのは、「狙った声が出せない」な
訳だから。声の自由が全く効かないということだ。
ちなみに、こういうタイプは、
「なんとなくピッチが低い」
「ビブラートが全くかからない」
「かかったと思ったら細かすぎて、その変なビブラートやめて」
となる。
「細かい音程の動きや、早いフレーズが苦手」
・・・なんていう特徴があるようだ。
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